お金を預けるなら、金利が高いところのほうがいいに決まっていますが高い金利には見つけにくい訳がある
2020.05.13
お金を預けるなら金利が高いところの方ががいいに決まっています。でも、周りよりも大幅に金利が高い時は、まず疑ってかかる習慣をつけましょう。金利とは、早く言えばお金が増えるスピードのことです。100万円に10%の金利がつくということは1年間で10万円の利息がつくことになります。

でも、この低金利の世の中で10%もの金利のものがあるなんて、普通に考えればありえません。過去に悪徳商法に引っかかってしまった人は自分だけは別だと考えたのでしょう。うまい話をなぜ信じてしまうのか?これには信じさせる巧妙な仕組みがあるのです。

例えば、そんなうまい話があるわけないと思っていても「保証する」と言われると信じがちです。でも悪徳業者自身に「保証」されても、何の価値もありません。また、破格な金利が最初は約束通り払われるというのが定番のパターンです。数回高い利息をもらうと、すっかり信用してしまいます。そして、さらに投資額を増やす・・・。結局、損害がさらに大きくなる負のループに陥ります。騙す仕組みはいつも似たようなものです。

でも、私たちは巧妙な仕組みを見破る方法を学ぶ必要はありません。お金の常識を踏まえていればよいのです。預金の金利が1%以下の時代、そもそも常識から考えれば不可能な金利だと考えるのが良識ある大人というものです。では、ありえそうな範囲で高い預け先はどうでしょうか?例えば、2%とか3%とか、このくらいだとこういうよいものが世の中にあったのかと感動したりします。そして自分だけが発見したという気になりがちです。

ですが、預金が1%以下の時代では3%でも破格の高さです。そういう金利の表示を見かけたら、どこかに自分の気が付いていないリスクが隠れていないかどうか考えてみる習慣を身につけてほしいのです。例えば、オーストラリアドルとか南アフリカの通貨などは金利が高いのですが、金利が高い国は物価も高いことが多いので金利で増えても通貨の価値としては目減りすることが多いのです。

結局、為替次第です。預けた時よりも円安になっていないと元本割れしがちです。米ドルなら円高、円安はテレビを見ていても伝わってきますが、主要国以外の国だと情報が入りにくいものです。短期の為替益狙いか、その国が好きでたまらないという人以外は米ドルからスタートしましょう。

その他、例えば「仕組み預金」という複雑な金融商品もあります。金利は高いのですが、日経平均株価が1万円になったら、あるいは、ドル円の為替が80円になったらなど、予め水準が決められていて、この線に一度でも達したら非常に不利な条件になってしまうものです。

2008年9月に起きた金融恐慌では個人だけでなく、この手の金融商品で巨額の損失を出した企業は少なくありません。隠れたリスクが見えていなかったと株主にひたすら謝る社長の姿も新聞で報道されていました。高い金利を謳っているものは何かしらワケがありますが、興味と時間があれば販売窓口の金融機関の担当者に分かるまで尋ねてみましょう。

金融機関には厳しく説明責任が課せられていますので、質問攻めにしていくと「お客様には預金のほうがよろしいかと・・・」と、やんわり断られるかもしれませんが、いい勉強になります。色々質問したけれど、やっぱり金利の高い理由がよく分からなかったならば、その運用先は利用しないことです。
2020.05.13 16:56 | 固定リンク | 日記

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